東京23区でも(なんとか)ベタな温泉旅行はできる!~東京の温泉まんじゅうを食べたり、東京のスマートボールをやったり~

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東京の喧騒に疲れたときに想うのは「温泉旅行に行きたいなぁ・・・」。でも温泉地へ行くのは時間がかかる。・・・そうだ。東京23区でむりやり『温泉旅行』をしてみたらどうなる!?

 

 

東京にも(超混んでるけど)良い温泉があったんだ】

まずは、東京23区で最強の温泉銭湯ともいわれる武蔵小山「清水湯」へ。

東京の温泉といえば黒湯。ここでは黒湯に加え、さらに深い地層から湧き出る「黄金湯」なる温泉も同時に味わえる。そんな銭湯は都内でもここくらい。

気持ち良かった黒湯。良い露天風呂の黄金湯。ただし…右画像出典:清水湯さん

でもココ・・・人口密度高すぎ!

さすが人気の温泉銭湯、しかも休日の為、物凄い人だかり。脱衣所、カラン、そして湯船、全てで足の踏み場もないレベルの混雑。ただ、内湯の黒湯は湯温もちょうど良く、非常に気持ちよかった。・・・ただ、ゆったり湯に入りたい人は平日に来よう。都内の温泉の人口密度はスゴかった。

 

 

【東京にも温泉たまごがあったんだ(1個50円)】

そんな清水湯、東京では極めて珍しい「温泉たまご」がある。実際に天然温泉で作ったものだ。湯上がりに頂く。

1玉50円、貧乏人が手が出せる価格が嬉しい

 

注文すると、もれなく赤穂の天塩がついてくる

2階の休憩室で、いざ実食。

開けてみると…どうしようもなくウマそう!

 

この黄身の輝きっぷり!太陽のようなオレンジ。ピンボケすいません

食べると・・・ちゃんとウマい!温泉たまごならではのとろけるような白身に加え、豊潤で濃厚な黄身が素晴らしい。都内の温泉たまごはちゃんと美味しかった

 

 

【東京にもスマートボールがあったんだ(1回300円)】

ところ変わって、浅草へ。ここに東京唯一のアレがある。

昔のゲーセンみたいな素朴な怪しさが光る

横の柱部分を不良に落書きされている、このある意味浅草らしい施設こそ、都内唯一のスマートボール場「三松館」だ。

タマはじき野郎ばかりで、バッチリ賑わっている

伊香保のスマートボール場とかより、めっちゃ混んでる!やるなぁ、都内のスマートボール場!

駄菓子を食べながら興じられる

 

300円をご主人に渡すと、大量のボールが流れ出る

300円で、75球もらえる。その球をレバーをビンビン弾いていく。うん、これぞ温泉地っぽい! ホッとできて、ゴロンゴロン転がる球を見てるだけで楽しい、アナクロなピンポールゲームだ。

ただ・・・このスマートボール場、管理者はおじさんほぼ一人。ワンオペだ。25人位の客を一人でまわしている。

筐体はあまりにも古く、もはやしっかりとした修理もできない状態。なので「穴に入っても、ボールが出てこない」悲劇が連発し、あちこちから「すいませーん、球が出てきませーん」という声も聞こえてくる。その度におじさんがリカバリー作業に駆り出される、混み混みの都内ならではの地獄絵図。

穴に入れても、ボールが出てこない悲劇と、それに振り回されるお店のおじさん

ただ、例えボールが出なくても、75玉でも十分すぎる。30分ほど経って、ようやくボールが無くなり、店を出た。とりあえず楽しめたが・・・都内のスマートボール場は修羅場だった。

その後は「ファイヤーボール」なる、古き良き香りの変わりパチンコ機をちょっとだけやって…

 

「またきてね」と見送られ、都内最後のスマートボール店を後にする

 

 

【東京にも温泉卓球があったんだ(1時間700円)】

さて温泉といえば…「温泉卓球」はぜったい外せない。都内で温泉卓球?しかもこちらは「ひとり」という根本的な問題がある。それでもなんとか「温泉卓球」をやるべく、足を運んだのが「唐橋卓球代々木店」。

一人で卓球ができる数少ない場所

ここの地下には卓球マシーンがあり、1時間700円という業界最安クラスの価格で使える。つまりひとりで(温泉)卓球ができる。その様子が・・・これだ。

まるでバッティングセンターのごとく、次々と発射されるボールに、僕はドライブ&スマッシュ&バックハンドを連発。こりゃキツい。ただ一見、温泉卓球風景とはほど遠いものの、湯上がりの浴衣姿でやれば、ほんのちょっとは温泉卓球の雰囲気が感じられる。

都内の温泉卓球は温泉地より20倍ハードでスゴかった。

1時間みっちり汗を流してしまった。これはまた温泉に入るしか無い。

 

 

【東京にも温泉の聖地があったんだ(入浴料460円)】

都内の温泉で、実は聖地と言われているのが蒲田。その象徴こそ蒲田温泉だ。

JR蒲田駅から10分ぐらい歩いたら現れる、魅惑の看板

おお!温泉郷っぽいアーチ型の看板!都内でこういうのを見ると、高まる!そんな蒲田温泉に勇んで入湯する。

結構な熱さの湯温 (画像出典:蒲田温泉さん)

ちょっとヌルヌルする黒湯の質感がまた心地よい。そしてここは湯温が熱い!5分入ったら「ああ、熱い湯入った!」と、スッキリ気持ちよく風呂場を後にできる、爽快なお湯だった。

Tシャツ買いました

ついでに鎌田温泉名物のTシャツ1000円を購入。肌触りもよく、湯上がりの肌に心地良い。ちょっとだけ休憩所でくつろいで、ここを後にした。清水湯よりは、ゆったり入れたし、おもいのほか、”都内の温泉”はくつろげた。

 

休憩所はポカリスエットの自販機らがある中、なぜかゴジラVSメガロのポスターも

 

マッサージチェアや、ソフトクリーム自販機ら銭湯ガジェットが

 

 

【東京にも温泉まんじゅうがあったんだ(1個100円)】

やはり温泉地でぜったい位外せないベタは「温泉まんじゅう」! 

ただ、都内にそんなのがあるのか…あるんです。蒲田温泉のほど近くにあるお店「和菓子処 清野」で買える。

古風な店構えの和菓子店

 

「平成22年度 おおたの逸品」として盾をもらった程の一品

そして買ったのが、コレだ。

とうとう東京の温泉まんじゅうが姿を現した

いざ実食。

薄皮なのに、皮が主張するおいしさ

うん、ウマい!薄皮だけど、皮がモッチモチ主張してる。温泉まんじゅうとしてちゃんと美味しいよコレ! 都内の温泉まんじゅうは、賞を獲るほどウマかった。

暮れなずむ町の、光と影の中の蒲田駅

食べ終わった僕は、東京温泉の聖地・蒲田を後にした。

 

 

 

【そして・・・東京にも温泉旅館があったんだ(?)】

その温泉旅館とは…僕んちでした。東京でいちばんくつろげる旅館は、我が家だった。ありがとう、東京23区温泉郷!

 

 

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・・・実は、東京23区にも「鴎外荘」という立派な温泉旅館があるのですが、予算の関係で泊まることができませんでした・・・。お金のある方、誰か泊まってみて!

都内第一号に認定された歴史のある天然温泉がある
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