群馬のチェーン、いっちょうの貧乏三部作(貧乏ラーメン、貧乏辛ラーメン、貧乏やきそば)をぜんぶ食べてみた
|いっちょうは群馬県を中心に、39店舗を展開する和風テイストな食堂チェーン。そこには、密かにウラ人気を博す「貧乏シリーズ」なるものがある。一生に一度はこれを食べたく、僕はわざわざ群馬へ向かった。
いっちょう 桐生広沢店へ到着。全席個室で、大人数で行くことの多いお店。少々気後れしながらも入店。
そして、満を持してあの貧乏シリーズを3つぜんぶ注文。
まず最初にやってきたのは貧乏やきそばだ。
「貧乏」の名に恥じぬ、何の具材も無い、ただただソース味がする、あまりにもプレーンすぎるやきそば。それでもお腹が空いていたので、勢い良くどんどん口に運んだ。
そしてヤツらもやってきた。
これで貧乏やきそば、貧乏ラーメン、貧乏辛ラーメンの貧乏三連星が揃い踏み。ぜんぶ、ほぼ具材は無い!
貧乏ラーメンを頂く。麺はやや平べったく特徴的。食感は良いし、スープの味もまずまず。美味しい。…ただ、何かの味に似てる。…これ、マルちゃん正麺じゃ!??
締めにいかが?貧乏ラーメン[注文No666]具なしです。3回旨いです。正なる麺ですマル#いっちょう #17時からメニュー #群馬 #栃木 #埼玉 #茨城 #長野 #居酒屋 #個室 pic.twitter.com/3b8lX8EVjV
— いっちょう (@icho_net) 2015年3月28日
どうやらマジだった。しかも見え見えのヒント出して、ネタにまでしてる!マルちゃん正麺を堂々と出すいっちょうの底力を目の当たりにする。
さらには貧乏辛ラーメンも食べてみると…舌を確実に刺激していく粘っこい辛さと、特徴あるちぢれ麺の、この感触。あの辛ラーメンだよ!(店員さんもハッキリ「しんらーめん」って言ってたし)! さらにHPのメニューにはハッキリ「辛ラーメン」と書いてある。
こちらも、非常に正直に「あの辛ラーメンです。」と僕らに伝えてくれている。インスタントラーメンを正々堂々と提供するいっちょう、(ある意味)凄いよ!
そして、さらに食べ進めるも・・・3つ同時は意外にキツい。インスタント麺の麺量約300gは、一般的なお店のラーメンの300gよりちょっとキツい感覚。即席麺は麺を油で揚げている事が多い為、腹に溜まりやすいのかも知れない。そんなこんなで、お酒で勢いをつけながらも食べ続け…
やっとの思いで、完食!具がないので相当に単調だったが、『即席麺ゆえの、いつもの普通の美味しさ』を、改めてお店で堪能できたのが逆に新鮮だった。たぶん貧乏焼きそばも何らかのインスタント麺と思われるが、ふだん袋麺のやきそばは食べないため、正体がわからず。それは今後の宿題にしよう。
それにしても、ド正直にインスタント麺を出すいっちょうの清々しさ。さすが群馬だ。僕はからっ風に吹かれながら店を出た。