『拇印のシャチハタ』を作ってみた

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実は、ハンコを使うのはほぼ日本だけ。複製が容易だし、本人証明に適さないという理由で、諸外国では殆ど用いられてない。なので、日本でもハンコ文化はジリ貧気味。

そんな先行きが危ういハンコ文化の中で、希望の光が、指紋をそのままハンコにする「拇印」。警察などでは実印を圧倒的に上回る効力が認められている。指紋認証がもてはやされる昨今、さらなる発展があり得る。

だが拇印を使うのは、親指をインクにつけなきゃいけないので、煩わしい…ならば!

拇印をシャチハタで作れば良いのでは!?

そう思った僕は、まず新宿駅高島屋近くのファミマで、指をスキャン。

そして、やってきたのが、東急ハンズ新宿店のOSMOの機械の前。

女子ウケしそうなカラフル&ポップなマシーン

これは、あのシャチハタが送る、超カンタンにその場でシャチハタ式のハンコが作れる機械。これにさっきスキャンした指紋を、アップロードするだけでハンコができるのだ!

サイズや色が違う、スタンプたちがズラリ

1:サイズは3種類。10×10cm(540円)、20×20cm(756円)、25×30cm(864円)。

2:色は4種類。赤、黒、青、桃色。

3:スタンプ自体の色は3種類、ブルー、ピンク、ホワイトがある。

やはり拇印なら、大きいのが良い

拇印だとある程度大きなサイズのものが必要と思い、一番大きい25×30cmサイズを購入。

アップロード時に発行された番号を入力し…
色の濃さや位置などを調整して…
下のトレーに印刷ユニットを入れて、しばし待てば・・・

 

やった!拇印シャチハタ完成だ!

・・・と思ったら、押して見ると・・・ぜんぜん指紋が出てない!指紋が無くなっていて、単に扁平な指の形が押されているだけ。WOW!This is 失敗!

あまりに指紋が再現されず、もはやモザイクなしでも良いレベル

ショック。・・・どうやら、指そのものをスキャンする方法では、指紋を取ることは難しいようだ。なんだ、ダメか・・・そんな敗北感に打ちひしがれながら数日を過ごした、ある日。

「拇印を、そのままハンコにすれば良いのでは?」

指をそのままスキャンするよりも、拇印の形でスキャンした方が、指紋が鮮明に出るのでは?

そう思った僕は、まずなるべく鮮明な拇印を取る。

確かに、明らかに白い部分と黒い部分がハッキリした指紋が見える。コレをアップロードすれば良いのでは?

 

さっきより明らかに指紋が鮮明だ!

そして、コレをハンコにしたら・・・

見違える位の精度になった

かなりハッキリした指紋が取れたー!コンプライアンス的な問題のため、モザイクでお見せ出来ないのが残念だが、すごく鮮明な拇印に仕上がっている。

それでも、ホントの拇印と比べると、多少の画像の荒さは感じるが、シャレのわかる人なら、これで大丈夫かもしれない、というレベルにはなった。

2025年あたり、こんな『シャチハタ拇印』が当たり前になっている時代が来る・・・かも?

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